ベクトル、行列、行列式、固有値・固有ベクトル。機械学習やデータ分析の数学的基盤
行列 $A = \begin{pmatrix} 3 & -2 \\ 1 & 4 \end{pmatrix}$ の行列式 $\det(A)$ を求めよ。
行列式は正方行列に対して定義されるスカラー値で、行列の「大きさ」や線形変換の「体積変化率」を表す重要な概念です。機械学習では逆行列の存在判定や、多変量正規分布の密度関数計算などに使用されます。
$2 \times 2$ 行列 $\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix}$ の行列式は:
1. 公式の適用
与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 3 & -2 \\ 1 & 4 \end{pmatrix}$ において:
2. 行列式の計算
3. 計算の確認
順序を間違えないよう注意深く計算:
4. 幾何学的意味
行列式の絶対値 $|\det(A)| = 14$ は、行列 $A$ による線形変換での面積の変化倍率を表します。
$\det(A) > 0$ なので、変換は向きを保持します(右手系を右手系に変換)。
5. 逆行列の存在性
$\det(A) = 14 \neq 0$ なので、行列 $A$ は可逆行列(逆行列が存在)です。
基本公式:$\det\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} = ad - bc$
符号に注意:副対角成分の積は引く
応用:$\det(A) ≠ 0$ ⟺ 逆行列存在