中心極限定理と標準正規分布表の読み取り
漸近理論では、統計量を標準化したときに標準正規分布へ近づく、という形で結果が与えられることが多くあります。そのため、標準正規分布の確率値を読めることは実務上も試験上も重要です。
今回の問題
求めるのは $P(Z\le1)$ です。標準正規分布表(または既知値)より、
$\Phi(1)\approx0.8413$
よって最も近い値は 0.841(選択肢3)です。
関連して覚える値
- $\Phi(0)=0.5$
- $\Phi(1)\approx0.841$
- $\Phi(1.96)\approx0.975$(95%信頼区間に対応)
漸近理論での使いどころ
- 推定量の漸近正規性に基づく区間推定・検定で使う。
- 「標準化したあとに $N(0,1)$ で読む」という流れを固定化する。
- 計算問題でも、最終的に正規表の読解へ帰着するケースが多い。