検定結果の正しい解釈と表現を理解する問題です。
検定の判定基準
判定ルール:
- p値 < α(有意水準)→ 帰無仮説を棄却
- p値 ≥ α(有意水準)→ 帰無仮説を棄却できない
この問題の分析
与えられた条件:
判定:
p値(0.12)> 有意水準(0.05)
したがって、帰無仮説を棄却できません。
結果の正しい表現
適切な表現:
- 「帰無仮説を棄却できない」
- 「有意な差は認められない」
- 「統計的に有意ではない」
不適切な表現:
- 「帰無仮説を採択する」→ 証明されたわけではない
- 「帰無仮説が正しい」→ 正しさの証明ではない
- 「差がない」→ 検出できなかっただけ
統計的検定の限界
- 帰無仮説の棄却: 対立仮説の支持を意味
- 帰無仮説の非棄却: 帰無仮説の正しさの証明ではない
- 検定力の考慮: 効果が小さくて検出できない可能性
- 実用的意義: 統計的有意性と実用的意義は別
「帰無仮説を採択する」という表現は統計学的に不正確です。検定は帰無仮説の棄却のみを目的とし、棄却できない場合は判断を保留するのが正しい解釈です。
したがって、p = 0.12、α = 0.05の場合の結論は帰無仮説を棄却できず、判断を保留するです。