確率の基礎

確率の基本概念、場合の数、条件付き確率を学習します。

余事象の確率 レベル1

袋の中に赤玉4個、白玉6個が入っている。この袋から1個の玉を取り出すとき、赤玉が出ない確率を求めよ。小数第2位まで求めよ。

解説
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<p>余事象を利用した確率計算の問題です。</p><h4>余事象とは</h4><p>ある事象Aに対して、Aが起こらない事象を余事象といい、$A^c$または$\overline{A}$で表します。</p><p class='formula'>$P(A^c) = 1 - P(A)
lt;/p><p class='step'>解法</p><p><strong>ステップ1:</strong> 全体の玉の個数を確認</p><p>赤玉:4個、白玉:6個</p><p>全体:$4 + 6 = 10$ 個</p><p><strong>ステップ2:</strong> 赤玉が出る確率を計算</p><p class='formula'>$P(\text{赤玉}) = \frac{4}{10} = \frac{2}{5} = 0.4
lt;/p><p><strong>ステップ3:</strong> 余事象の確率を計算</p><p class='formula'>$P(\text{赤玉が出ない}) = 1 - P(\text{赤玉}) = 1 - 0.4 = 0.6
lt;/p><div class='key-point'><div class='key-point-title'>余事象の活用場面</div><ul><li><strong>「〜でない」を求める場合:</strong> 直接計算するより余事象で考える方が簡単</li><li><strong>「少なくとも1つ」の問題:</strong> 「1つも起こらない」の余事象として計算</li><li><strong>複雑な条件:</strong> 満たさない場合を先に計算して、1から引く</li></ul></div><p class='note'>この問題では、「赤玉が出ない」=「白玉が出る」なので、直接白玉の確率 $\frac{6}{10} = 0.6$ を計算しても同じ結果が得られます。</p><p>したがって、赤玉が出ない確率は<strong>0.60</strong>です。</p>
問題 1/10
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