青の統計学-DS Playground-

確率・統計の数学基礎

基本分布・条件付き確率・ポアソン・CLT・母関数を高校〜大学初年次レベルで総ざらいできる10問。

3回トライして1回以上成功する確率 レベル1

成功確率0.2のA/Bテストを3回まで実施する。各回の成否は互いに独立で、成功確率は毎回0.2とする。少なくとも1回成功する確率を選べ。

解説

この問題では余事象を用いた確率計算を学習します。「少なくとも1回成功する」確率を直接求めるよりも、「すべて失敗する」確率から考える方が計算が簡単になる典型的なケースです。

余事象の考え方

事象 $A$ に対して、「$A$ が起きない」事象を余事象 $\bar{A}$ と呼び、以下の関係が成り立ちます:

$P(A) = 1 - P(\bar{A})$

1. 問題の整理

  • 成功確率 $p = 0.2$
  • 試行回数 $n = 3$
  • 求める事象:3回のうち少なくとも1回成功する

2. 余事象の確率計算

「少なくとも1回成功する」の余事象は「3回ともすべて失敗する」です。

1回の試行で失敗する確率は:$1 - 0.2 = 0.8$

各試行は独立なので、3回連続で失敗する確率は:

$P(\text{すべて失敗}) = 0.8 \times 0.8 \times 0.8 = 0.8^3 = 0.512$

3. 求める確率の計算

$P(\text{少なくとも1回成功}) = 1 - P(\text{すべて失敗})$

$= 1 - 0.512 = 0.488$

ビジネスでの応用

この考え方はリスク管理や信頼性設計で頻出します:

  • 冗長化システム: 複数のサーバーのうち少なくとも1台が稼働する確率
  • マーケティング: 複数回のアプローチで少なくとも1回コンバージョンする確率
  • 品質管理: 抜き取り検査で少なくとも1個の不良品が見つかる確率
問題 1/10
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