標本平均の分布に関する性質を理解する問題です。
標本平均の分布
母集団が正規分布N(μ, σ²)に従うとき、サイズnの標本平均\bar{X}の分布は:
$\bar{X} \sim N\left(\mu, \frac{\sigma^2}{n}\right)$
すなわち、平均μ、分散σ²/nの正規分布に従います。
計算手順
与えられた条件:
- 母平均:μ = 50
- 母標準偏差:σ = 10
- 標本サイズ:n = 25
標本平均の分布:
平均: $E[\bar{X}] = \mu = 50$
分散: $\text{Var}(\bar{X}) = \frac{\sigma^2}{n} = \frac{10^2}{25} = \frac{100}{25} = 4$
標準偏差: $\text{SD}(\bar{X}) = \sqrt{4} = 2$
標本平均の性質
- 不偏性: $E[\bar{X}] = \mu$(標本平均の期待値は母平均に等しい)
- 効率性: 標本サイズが大きいほど分散が小さくなる
- 一致性: n→∞のとき、標本平均は母平均に収束
- 正規性: 母集団が正規分布なら標本平均も正規分布
標本平均の標準偏差を標準誤差(standard error)と呼びます。標準誤差はσ/√nで表され、標本サイズの平方根に反比例します。
したがって、標本平均は平均50、標準偏差2の正規分布に従います。