確率の加法定理を用いて解く問題です。
1. 問題の整理
袋の中には以下の玉が入っています:
合計で $3 + 2 + 5 = 10$ 個の玉があります。
2. 各事象の確率
無作為に1個の玉を取り出す場合、各色の玉が出る確率は以下のようになります:
- 赤玉が出る確率:$P(\text{赤}) = \frac{3}{10} = 0.3$
- 白玉が出る確率:$P(\text{白}) = \frac{2}{10} = 0.2$
- 青玉が出る確率:$P(\text{青}) = \frac{5}{10} = 0.5$
3. 加法定理の適用
赤玉または白玉が出るという事象は、赤玉が出ると白玉が出るという互いに排反な事象の和集合です。排反事象(同時に起こり得ない事象)の和集合の確率は、各事象の確率の和に等しくなります。
確率の加法定理より:
$P(\text{赤または白}) = P(\text{赤}) + P(\text{白}) = 0.3 + 0.2 = 0.5$
確率の加法定理は一般的に以下のように表されます:
$P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B)$
ここで、$A \cup B$ は $A$ または $B$を表し、$A \cap B$ は $A$ かつ $B$を表します。$A$ と $B$ が互いに排反な事象($A \cap B = \emptyset$)の場合、$P(A \cap B) = 0$ となるため、$P(A \cup B) = P(A) + P(B)$ と簡略化されます。
この問題では、赤玉が出ると白玉が出るは互いに排反な事象なので、それらの確率を単純に足し合わせることができます。
したがって、赤玉または白玉が出る確率は $0.5$ です。