複合グラフは、単位の違う2系列を1枚に重ねます。棒と折れ線が同じ軸を共有していると思い込むと、最大の月を取り違えます。
2つの縦軸
図18では、
- 棒(左軸):販売件数(件)… 100, 120, 140, 130, 160, 180
- 折れ線(右軸):返品率(%)… 2, 3, 5, 4, 3, 2
販売件数の最大は6月の180件、返品率の最大は3月の5%です。3月は件数もそこそこありますが、返品率の山は件数の山と一致しません。単位が違う量を重ねているので、高さの見かけを横断して比べることはできません。
正解の理由
販売件数は6月が最大、返品率は3月が最大です。系列ごとに対応する軸を読んで判定します。
他の選択肢が誤りである理由
- 販売件数と返品率は同じ単位: 件と%で単位が違います。だから左右に別の軸があります。
- 返品率は6月が最大: 6月の返品率は2%で、折れ線の最大ではありません。件数の最大月と混同しています。
- 販売件数は毎月減っている: 4月に一度下がりますが、全体としては増加傾向です。
複合グラフの読み取り手順
- 凡例で、棒と折れ線が何を表すかを確認する
- 左右どちらの軸に対応するかを確認する
- 系列ごとに最大・最小・方向を読む
- 単位が違う量の高さを、見た目だけで比べない
2級・準1級への橋渡し: 2級でも、2軸グラフは変化のタイミングを見るための図であり、2系列の因果を証明する図ではありません。件数増と返品率増が同時でも、片方の原因とは限りません。準1級では時系列の複数系列を相関やラグで見ます。3級では「軸と単位を系列ごとに読む」ができれば十分です。
したがって、販売件数は6月が最大で、返品率は3月が最大です。