代表値、ばらつき、確率分布、統計的仮説検定など、AI・データサイエンスの基礎となる統計学の問題
ある調査で得られた母平均の95%信頼区間が \([15.2, 24.8]\) であったとします。この信頼区間の誤差の範囲(Margin of Error)を計算してください。
信頼区間は、標本データから母集団の真のパラメータ(母平均、母比率など)を推定する際に用いられる「区間推定」の結果です。これは、「もし同じ方法で何度も標本抽出と区間推定を繰り返した場合、計算された区間のうち特定の割合(信頼水準、例: 95%)が、真の母集団パラメータを含むであろう」という考えに基づいています。
単一の値で推定する「点推定」(例: 標本平均 \(\bar{x}\) で母平均 \(\mu\) を推定)とは異なり、信頼区間は推定の不確かさを区間の幅として表現します。
信頼区間の構成要素
信頼区間は通常、以下の形式で表されます。
または
具体的には、母平均の信頼区間の誤差の範囲は「(信頼水準に対応する)臨界値 × 標準誤差」で計算されます。
与えられた信頼区間からのMOE計算
信頼区間の上限値と下限値が分かっている場合、誤差の範囲 (MOE) は簡単に計算できます。
信頼区間 \([L, U]\) (L: 下限値, U: 上限値)が与えられたとき、
誤差の範囲 (MOE) は、区間の全幅の半分です。
あるいは、中心値から上限値(または下限値)までの距離としても計算できます。
今回の計算
与えられた95%信頼区間は \([15.2, 24.8]\) です。
区間の全幅を計算します。
誤差の範囲 (MOE) はその半分です。
(参考:この信頼区間の中心(母平均の点推定値)は \(\frac{15.2 + 24.8}{2} = 20.0\) です。信頼区間は \(20.0 \pm 4.8\) と表現できます。)
したがって、この信頼区間の誤差の範囲は 4.8 です。